日常生活で心がけることー爪・皮ふのケア
バルバーサ®の副作用には、以下のような爪・皮ふにあらわれる副作用があります。
気になった症状があれば、担当医に相談しましょう。
ここでは、ご自身でも取り組める爪・皮ふにあらわれる副作用の予防方法とケアのポイントをご紹介します。
爪・皮ふにあらわれる症状と予防・ケアの方法
- 爪がはがれる、色が変わる、爪の生え際に炎症が起きる

爪は泡で優しく洗い保湿する、水仕事時にはゴム手袋を着用する※、
爪を深く切らない、ゆったりした靴・靴下をはく、爪の周りにテーピングを行う
※摩擦を避けるため内側に綿の手袋を着用しましょう。
- 手足がはれる、しびれる、赤くなる、水ぶくれができる

手足を保湿する、古い角質を取り除く、適度に座って足に負担がかからないようにする
- 皮ふが乾燥する

入浴・シャワーはぬるま湯で短時間に済ませる、刺激の強い石鹸やシャンプーなどの使用を避ける、皮ふを保湿する
化粧品が肌に合わなくなったり、刺激を感じたりする場合には、刺激の少ないものへの変更を検討する
- 毛髪などが抜ける

頭皮や髪を清潔にし保湿する、日光を避ける、ウィッグを使用する
保湿剤(市販薬を含む)の塗り方と保湿剤以外の外用薬の塗り方の違い
皮ふへの保湿剤(市販薬を含む)の塗り方と保湿剤以外の外用薬の塗り方の違いを理解しておくことが大切です。
- 保湿剤(市販薬を含む)の塗り方(塗擦)
皮ふに塗り広げて、なじませることで保湿効果が高くなります。
皮ふがしっとりするまで保湿剤を塗りましょう。

色々な方向に伸ばしましょう
- 保湿剤以外の外用薬の塗り方(塗布)
外用薬は患部に十分な量を塗る必要があります。
塗り広げるのではなく、皮ふに乗せるイメージで外用しましょう。
塗る量の目安は皮ふがてかる程度です。

※ 塗り方は担当医または皮膚科医の指示に従ってください。
爪のセルフケアのポイント
日々のスキンケアとして適切な爪切りを行い、爪がはがれたときはその部分を切り、外用薬を塗りましょう。
爪の周りが腫れたときにはテーピングを行いましょう。
- 爪の切り方
スキンケアとしての爪切り

爪甲剥離症に対する爪切り
爪甲がはがれた部分の爪を切り、よく洗った後、爪床部分にはステロイド外用薬を塗りましょう。

- テーピングの種類と方法
スパイラル法
爪が周囲の皮ふに食い込まないように圧力を分散させるためのテーピング法です。

❶ 腫れている方の皮ふにテープを貼ります。

❷ 爪の横の皮ふが爪から離れるようにテープを引っ張ります。

❸ 血流が悪くならないようにテープをらせん状に巻きつけます。
テープを引っ張ったまま貼るのがポイントです。
※ 担当医か皮膚科医から指示があった場合のみテーピングを行ってください。
ハイドロコロイド法
爪の炎症部位を保護するテーピング法です。他のテーピング法でかぶれる場合にも行います。

ウィンドウ法
爪の両側や指の腹側を保護するテーピング法です。
