がん遺伝子検査Q&A
がん遺伝子検査の費用はどれくらいかかりますか?
がん遺伝子検査の費用は保険適用の有無や医療保険の自己負担割合で変わります。医師が必要と判断してがん遺伝子検査を受ける場合は保険診療となるため、詳しくは担当医にご確認ください。
また、患者さんの所得によっては公的な制度で検査にかかる費用の自己負担を軽減できる場合があります。制度の詳細については「医療費負担を軽減する制度」をご覧ください。
いつ検査するのですか?
担当医が分子標的薬による治療が必要だと判断したときに、検査が行われます。
尿路上皮がん(膀胱がん、腎盂・尿管がん)患者さんでは、筋層浸潤性または転移性と診断され、バルバーサ®が選択肢として考えられると担当医が判断した場合に、FGFR検査によるコンパニオン診断が行われます。
何をもとに検査するのですか?
がんを診断するために採取したがん組織や、手術のときに摘出したがん組織をもとに検査します。
以前の検査や手術で保存されているがん組織を使用できることもありますが、古くなっている場合や、組織の量が不十分な場合は新たに採取することもあります。
誰でも受けられるのですか?
尿路上皮がん(膀胱がん、腎盂・尿管がん)患者さんでは、担当医が治療を考えるうえで必要だと判断した場合、コンパニオン診断(FGFR検査)が行われる可能性があります。ご自身ががん遺伝子検査を受けることができるかについては、担当医に相談してください。
がん遺伝子検査やその結果にもとづいた治療は、どの病院で受けられますか?
通院している医療機関で対応していれば、検査も治療も受けることが可能です。対応しているかどうか、詳しくは担当医にご確認ください。
がん遺伝子検査を受ければ、治療法が見つかりますか?
検査を受けても、必ずしも治療につながる情報が得られないことがあります。
尿路上皮がん(膀胱がん、腎盂・尿管がん)患者さんでは、がん遺伝子検査を受けてもFGFR遺伝子に異常がなかった場合、バルバーサ®を使用できません。